フレンチ幼稚園初日ー登校編ー

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あ~終わった

もうずっと心配だったこの日を終えられて

長い便秘が直った気持ち

というか本当に治りました

昨晩は心配なのと親の心配を読み取ったアム氏夜中ギンギンにつき

遠足の前日かってくらい眠れなかったです

いろんな心配事がありましたが

入園式がないとはいえ、

本当に普段着で行っていいのか

ワンピースにコサージュじゃなくていいのか

から

フランス語で自己紹介できるか(私が)など

本当に尽きなくて困った~

で、ようやく夜が明け

お嬢をたたき起こし、初日だし、記念日だから家族全員で登校

そんな健気な人間を見た神様の遊び心か

とんでもない雨を降らして更なる試練をお与えになり

もう家族全員ビショビショ 

電車通園なので不快指数高めでイラついたサラリーマン様たちからの

ベビーカーふざけんなの熱い視線を集めて最寄り駅到着~

駅を降りた瞬間から大量のフランス人親子の波に乗って校舎へ

小学生でも親がついてきているのがフランス流なのかしら~

イマイチわかっていないお嬢は

「早く幼稚園行きたいなあ!」

本当に君ってやつは大物なのか大バカ者なのか!母さん助かる!

校舎に到着したものの

クラスが何なのか知らないため

幼稚園の各クラスの壁にさりげなく張り出されるぺら紙を一つ一つ見て名前を探す親たち

お嬢の名前は一人しかいないので良かったですが

吹き荒れる人気の名前、ユーゴくんやルイくんの嵐

見つけるの大変だったろうな~

ドアにA4の紙で日仏語で担任の先生の名前と

鞄を置き、食事用ナプキンを箱に入れるよう指示が書いてあり

靴とかどうするの......?

と不安なまま教室へ入ったら

「入り口は反対ですけどまあいいです」

母さん、入り口すらわかんないよ

誰もケアしてくれない突然ジャングルに放り出された子ヤギのようにしばし呆然

もじもじしていてはいけない、と奮い立たせて

若く感じの良いフランス人の先生とベテランの日本人の先生に話しかけることに

「どうもこんにちは」

「よろしくお願いいたします 娘は日本人文化も日本語もどっぷりなんです」

「ハイ、大丈夫です ご両親のフランス語は」

「1年フランスに住みまして そういう程度です」

「ハイ 大丈夫です」

食い気味で大丈夫ですと言ってもらい、何か怒らせたのではとビビりながら会話終了


親は家族の絵を描くよう促され

何に使うかはわからないまま書き終わったら

30分間教室内ウロウロして退出

お嬢は不安げな顔でしたが玩具に吸い込まれて行き

名残惜しいけどバイバイ

お嬢の心の強さ、鈍感力に感動である!


学校の門では

保護者の会のテントがあり覗いてみたら

「これからたくさん驚かれることがあるので

そんな時に頼ってください」

何で驚くのか怖くて具体的に聞けない~

光の速さで入会金払ってきました

頼るの大好き!








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吉野亜衣子

吉野亜衣子

リアルなフランス情報フリーペーパー「ノアゼットプレス」編集長・発行人。ラジオ局文化放送で記者、ディレクターを経て2011年夏、退社。突然うっかりフランス・パリで過ごすことに...

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