さて、母乳相談室いよいよ相談のお時間です!
お嬢を預かってもらい
上半身裸になって横になると
カリスマ性むんむんのノーメイクノーヘアケアの中年女性が登場
助産師さんとのこと
教祖様ってきっとこんな感じ
サイババ並みのオーラをまとった腕をまくり
言葉少なに腕まくり
マイOPPAIをワシワシもみスタート!
『うん、いいおっぱいだよ』
カリスマにお墨付きいただけた乳からは
ピューピュー乳がかくし芸大会の水芸みたいに吹き出し
カリスマのお顔をビシビシ直撃
初対面の他人の方に大量の体液をかけても許される奇妙な空間で
表情変えず揉み続け乳を浴びるカリスマ
さらに瞬きもしないカリスマ
15分くらいの水芸の間、
分析をいただいたところによると
『
とのこと
すかさず隣のアシスタントさんが
『良かったですねー、原因が分かって!』
素早く間の手を入れられ
「搾ったお乳は飲むんですけど」
とか
「夜中のおっぱいは飲むんですけど」
なんて反論は
赤子の首をひねるがごとく
「哺乳瓶だから飲むんだね」「寝ぼけているんだね」
即答
一番心に来たのは
「夜中に起きなくなるのはいつでしょうか」
「3歳かな」
えええええ!私36歳まで寝れないんでしょうか
「もし目が覚めなくても起きて乳を搾らないとね」
なんてスパルタ母乳育児
なるほどペルシア軍倒せる勢い
頑張るなんて人生でしたことないこの私が
こんな恐ろしい世界に足を踏み入れていいのか、と
そもそもここに来る「母乳育児をしたい」という前提を
確固たるものにしてこなかったため
かなり及び腰になったとこで
おっぱいマッサージ終了
「それでは、授乳してみましょうか」
カリスマやアシスタントさんなど大勢に見守られながら
泣き始めたお嬢に
「ここは、すんなりおっぱいを吸って皆を満足させるんだぞ」
と念を送りながら
乳首を含ませると
「ギャーーー!!」
ノーチェンジノーライフ
大人の思惑なんて気にしないアウトローな片鱗を見せるお嬢
苦笑いする乳まみれのカリスマとアシスタントさんたちをしり目に
のけぞりながらおっぱい拒否
古いの絞って美味しくなってるハズじゃないんでしょうか
なんて言えないよ絶対~
「今日は得るもの、ありましたね!」
と謎のフリをしてくるアシスタントさん
「えーと、えーと......乳の出は悪くないってのがわかりました」
「良かったですね!」
「ハイ......」
「じゃ、何か困ったらまた来てください 大変ですが頑張って!」
優しく励まされて
頭下げて泣きつかれたお嬢を連れて
5000円なんだったんだろうな、と相談室を後にしました
が!
家に帰ってから
私の乳を渋々飲むように!
カリスマ、信仰する~
5000円を後悔して申し訳ありませんでした!
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