お下祭り　第三章ー分娩台にてついにー

さて、お下祭り、何章まで続くかって？

もちろん13章まで！

ついに分娩台の話

腹の痛みもMAXで

痛さのあまり、赤ちゃんの心音を測るモニターのコンコンという音に

「はい、なんでしょう」

うっかり返事

周りを怖がらせたりしながら

ついに子宮口が全開となり分娩台へ

ガラガラーと運ばれた後に入ってきた立会い出産の若旦那を見たら

ビデオカメラを回しながら普段着のまま　

給食のおばさんみたいな服着ないのー？

など軽口を叩いていたのもつかの間

助産師さん「はい、痛くなったらイキんで下さいー」

陣痛より何が痛いって助産師さんの股に突っ込んで動き回る手が痛い

「痛い・・・・・・」

若旦那「頑張れ！永遠には続かないぞ！かならず終わりがくるからな！」

なんだか哲学的・・・・・・永遠ていう言葉なんて知らなかったよね・・・・・・

痛すぎて返事できず

そしてついに訪れる運命の瞬間

助産師さんに言われるがまま3回目くらいにイキんでいた時

突然助産師さんが慌てだし

すごい勢いでERみたいな服に着替えだし

電話をかけだし

「えーただいま、ハイベン開始しました」

ハイベン・・・

ハイベン・・・？

何かのコードかしら

・・・排便！！

パリであれだけいろんなピンチを乗り越え

漏らさなかったアレを肝心な時にアレしたっぽい、なぜならその証拠に

助産師さんにお尻の穴を指で抑えられている

そしてそんな中、お医者さんがわらわら集まってきて

冷静な顔して私の股をガン見

でもこれから出産する方がいたら

出産の痛み＞うんこしてるのを見られる恥じらい

だから全然オッケーです

あら　今私「出産は鼻からスイカ出すくらい痛い」に匹敵する格言めいたことを生み出してしまったー

その後、口々に先生が言う

「でかいわねー」

「うん、大きいなー」

赤ん坊の頭のことでありますようにと祈りながら

分娩室に入ってから20分

産声も大きい赤ん坊が

デュルン！

ご誕生～

ドラマ的にココで号泣する準備はできていたのですが

助産師さんが高らかに持ち上げた赤ん坊は

赤いのかと思ったら白い

白い皮膚に血だらけ　

スリラー！

大丈夫か！

心配で涙出ず

股をチクチク縫われるのがこれまた激痛で

我が子との初対面も気がそぞろ

白かったのは胎脂で、助産師さんに拭かれ赤ん坊らしい色になり

さあ抱くか！

抱いたら泣けるかも！

と受け入れ体制万全にしていたら

「はい、じゃあ病室に戻りましょう～」

あれ？

抱かないの？

あれ～？と思いながら

ガラガラと運ばれ、外で待っていた愛読書がレオンの父が私の顔を見て

「ヨシ！老けてない！」

謎の老けてない確認をされ

やっとまともに赤ん坊の顔を見たのは

病室にて

そうか　君が私の腹にいたのかい　こんにちはー

お母さんはね、股がギンギンに痛いよー

奇しくも私の誕生日前日に生まれてきたので

これから毎年、誕生日2日連続、武道館ツーデイズくらい賑やかにお祝いせねばねー

というわけで

ギリギリ32歳を終えると当時に恥じらいを完全に脱ぎ捨て母となりました

迎えた股ギンギン誕生日については

また次回～

☆さみしい感じになってきたブログランキング

やっぱりクリックお願いします！頑張ります！

★こちらも始めました！よろしくお願いいたします！！

にほんブログ村

★ノアゼットのおすすめするフランスの宝物達がWEBで！ノアゼットストアはこちら★

★ノアゼットプレス７月号はこちらからダウンロードできます★

★FMえどがわ「毎日パリで困ってました」PODCASTはこちらからお聴きいただけます★