ダンスは上手く踊れない＠パリ　サルサバー

サルサがパリの若者の間ではやっているらしい
と前々から聞いていて
いつかは行かねば、と思いつつも
もちろんダンス経験は無く
そもそも運動神経が終わっている私がサルサとなると
日本でだってかなりためらわれるのに
フランス人に混ざるなんて想像するだに胸が痛い
とずっと見て見ぬ振りをしてきましたが
残り４ヶ月のパリ生活、
無い胸を痛ませてる場合ではない、と
アルコールの勢いを借りて行くことを決意

こちらに住む日本人の先輩に
「夜九時から初心者のレッスンがあるから」
と教えてもらい
ドキドキしながらサルサバーへ

中に入ると
結構な人数が集まりアジア人はゼロ
若者だらけと思いきや
私位からおじいちゃんおばあちゃんも発見
みんな完全にダンス上手そうです
また場違いか・・・

怖じ気づいているうちにレッスン開始
全員鏡の前に立たされ
ステップからレッスン
先生が言ってること半分くらい分からないのて
適当にやってると
先生
「ひざ！ひざ！」
！！
完全に日本語　なんで！
他の誰も分からない注意をしてもらい、有り難くない気持ち

少し慣れて来て周りを見渡すと
私同様ダンスが上手く踊れなくてオロオロのフランス人がいっぱい
隣に居たおじいちゃんのつぶやき「何が起きてるんだ・・・」
西洋人でも踊り下手な人居るんだ・・・！
初心者クラスだから当然ですが
フランス人が困ってるという珍しい状況に
本当はもっと困っている私が大興奮

レッスンはハイスピードで進行し
ステップから回転技へ
最後は男女交互に輪になって
女だけぐるぐる回りながら移動させられ
日本人の三半規管が西洋人より弱いのか
完全に気持ちが悪い　頭ぐらんぐらん

輪を４周くらい回りながら
３０人くらいの男の人と代わる代わる踊った訳ですが
毎回手をつなぎ背中を抱かれその都度交わす言葉・・・
これはフランスでやり残したリスト
「フランス男とのアバンチュール」
まさかの実現か！
と瞬時に妄想できたのですが
想像を超える回転数で気持ち悪い上
踊りを間違い続け
相手の男性に迷惑そうにされるという残念な結果で終了しました

中には優しく笑顔で
「ボクがわるいんだよ」
とか
「こっちに回るんだよー」
とか
声をかけてくれる人もいましたが
優しければ優しいほど
「わたし、手がかなりの汗ばんでる！」
「私、今背中、ブラジャー食い込んでる？！」
など気になってウットリしている余裕ありませんでした
畜生
最初から体触られるってのは日本人には唐突すぎるわー
次回はもろもろの準備を重ねてから行こう、と心に決めて家路に
帰りのメトロで座ったら腰が痛くて立てない
またしてもマジでギックリ５秒前
十年ぶりくらいの運動に腰が仰天した模様です
いやー　アバンチュールには危険が付き物ですねー

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