秘宝館インパリ

芸術の街パリにやって来たのに
絵も分からん、彫刻も分からん、音楽も分からん
分かるもの分かるもの・・・・アレかー！

ということでパリの北の方、ピガールにある
エロチズム博物館に行ってきました

「エロチズム博物館に行きたい」
とつぶやいたところ
行きたい！と正面からは言わずに、
静かに集まったアラサー日本人女四人で
エロにまつわる世界中から集められた
古代から現代までありとあらゆる美術！を鑑賞して参りました

チケットは１０ユーロ
「学生です・・・」
と試しに言ってみたところ３ユーロ値引き　あざーす！
こうなったら何かを学んで出てきます

お客さんは基本カップルでしたが
その日の一番の勇者は一人で入場していたおじいちゃん
途中から見えなくなったところ見ると
何かの博物館と間違えたかなー

建物はかなり細長く６階建て
彫刻から春画などから、
もう一階で５分経ったら全部同じに見えてくること請け合い
あちこちで白黒、無声AVが再生されており

ほほう、これがねえ・・・
私がこっそり見ていると

あら、あいちゃんたら・・・
わらわら集まってきていつのまにか全員から熱視線

次の映像では画面を指差しながら皆で考察を重ねました

右も左もアレばっかりの館内で
エレベーターに乗れず
６階分の階段を上がるたび
私、何やってんだろう
とくじけそうになりましたが
もっと次は刺激的かも！と自分を励まして
なんとか最上階までたどり着くことが出来ました
自分で自分を褒めてあげたいです！

やっぱりエロは秘めてこそのエロではないか
と、語りながら博物館を出た後も
しばらく街中の何を見てもアレやコレやに見えて
生活の中に潜むエロチズムを敏感に感じることが出来るようになりましたが
新たな自分の感性に素直に喜べないです

Musee de l'Erotisme
72 Boulevard de Clichy 75018 Paris

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