ルーアン滞在最終日を迎えるにあたって
ウルルン滞在記的に終えるには
やっぱりホームステイ先のホストファミリーと涙の包容をしなければなりません
1度くらいしかみたことが無いウルルン滞在記を必至で思い出して
そういえば日本食みたいな物を手作りしてあげて
ホストファミリーの涙を誘っていたような気がしたので
近くの中華食材店で材料を調達し
お汁粉作りすることにしました
これであまり笑わないマダムもホロリとくるね!
我ながらいいアイディアだな!
こっそりマダムの目を盗んでキッチンで息を殺しながら
前日の夕方から小豆を水に浸して
深夜から煮込み開始
私ってばけなげな日本人だわ、と酔っていたら
物音に怪しんだマダム突然出現!やべえ!
「なにしてるの?」
「・・・夕飯作ってます・・・」
どんな夕飯だよ
マダム「夕飯??」
ものすごい怪訝な顔
しかも慌てすぎて手に付いた餅用米粉をパンツで拭いてしまい
ただ事ではない汚れ
無言で冷蔵庫などのチェックし
腑に落ちない表情でマダム就寝
完全にばれてるような気もしたけど
ここまで小豆煮ちゃったし餅できちゃったし
2時間ほど煮て翌朝マダムのご飯時に出そう、と決め我々も就寝
そして翌朝、
いつもマダムが起きて来るという時間の30分前に起きて
餅と小豆をスタンバイして暖めよう
としたところにまたマダム登場!はええよ!
あわあわしてると
マダム「あー 日本のデザートね」
非常に正確で冷静な指摘
ウルルン的シナリオに戻すためには
ここで感動的な一言を言わないといけない!!
私「マダムのために作りました 食べませんか?」
言ったー!わたし言えたよー!!
マダム「あー私、朝は甘いの食べないの」
まさかの拒否!
どうしよう、想定外の展開
オロオロしていると
マダム「じゃあ一口だけ」
気を使わせてしまった!
しかも本当に一口で残してる!
ウルルン滞在記なら完全なボツシーンです
そして感想は
「セ・ボン」
セボンいただきましたー
日本人ならトレビアンて言いそうな場面ですが
正直なのか、きっとセボンでも気を使ってるんだろうな・・・
ということで
フランス人にお汁粉はNGっぽいですよ!気をつけてくださいね!
荷物をまとめて帰るとき
マダムと包容しながら「お会いできて嬉しかった」と伝え
「お別れが悲しい」
と言ったら自分のその台詞にぐっと来て勝手に一人ウルルンして
マダムも「またいつでもおいで」と手を振り
静かにドアを閉めて
「今かなりウルルン滞在記みたいだったよね?!」
と友達と確認し合ったところで
忘れ物に気付き
さっき感動的に閉めたドアをもう一回空けて
まだそこにいたマダムに
「あ、カギ返してちょうだい」
「あ、はい・・・」
涙も一瞬で凍ったよね!寒いし!
ありがとうマダム!さよならルーアン!
TITLE: 1. ウリルン滞在記
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一晩泊めて下さい、とイッテQのしか知らないのですが、ぜひアイコさんもテレビに出て欲しいなぁ。
TITLE: 2. 自分を貫く
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マダムにウルルン気分は無いようですな
カギを返し忘れるオチは
なかなか面白いエンディングになりましたね
お疲れ様です、
TITLE: 3. セボン
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フランスでお汁粉づくりってスゴイですぞ!
マダムも「チョ~感動する味だわ!」って
言ってくれても良かったのにぃ~。
ん?涙って凍るんですかぁ!?